卒業までの流れ
通信制高校に入ったら、卒業までにしなければならないことは、いたってシンプルです。
〇課題(レポート)を、家や学校でやります。
それを学校で採点しますから、持ってきてください。
レポートといっても、問題集です。教科書を見ながら、問題を解いていきます。
もちろん学校で、先生にききながら課題をすすめていけます。
少人数や、時には先生と1対1での学習は、面白いほど頭に入って時間がたつのがあっという間です。
〇定期試験をうけます。
レポートをきちんと提出したら、その範囲でテストを受けることは、そんな難しいものではありません。
先生と相談して、テストを受ける日を決めることができます。
もちろんテストを受ける期間は、あらかじめ決まっていますが、その期間内で都合の良い日にテストを受けられます。
体調が悪い時に無理やりテストをうけるなんてこともありません。
万全の準備ができたらテストに挑めばいいのです。レポートを解いていたら、試験は案外簡単だったと、先輩方の頼もしい感想も多いのです。
〇年間20日以上学校に(勉強しに)来てください。
そして勉強以外に10時間行事に参加してください。
家でやったレポートを持ってくるタイミングで勉強していくパターン、
レポートの問題を先生にきくために、学校で勉強するパターン、
そして定期試験のために学校へくるパターン。
定期試験前に集中して、テストのポイントをききに来たりと、学校で勉強する日数が、最低20日だなんて少なすぎだと思うことでしょう。
もちろん、学校側としては、毎日少しづつでも授業をうけに来てほしいのですが、他に夢を追いかけながらの学生さんが多い定時制ならではの、学習・登校スタイルを自分で作っていってください。
そして、行事の10時間ですが、入学式・卒業式のほか、学生交流会など、楽しいイベントもありますので、これも10時間なんて短すぎると思うでしょう。
全日制高校にはいないような、破天荒な夢を追いかける友人や、経済的な自立のために日々がんばっている友人など、さまざまな考えを深く知る機会になる学校行事は、積極的に参加いただきたいと考えています。